◆作者：村上松嶺◆作品：高士帰廬図竪物◆材質：絹本着色(真筆作品)◆款記：「松嶺冩」◆印章：「藤氏松嶺」白文方印 「弄幹乃餘生」白文長方印◆寸法：本紙95.1×35.6cm 総丈182.2×47.5cm◆付属品：時代箱〈甲書「松嶺画掛物 壱軸」、蓋裏「弘化元甲辰(1844)師走新調 武田澄丈代」〉◆状態：ややシミ汚れ箇所あり。やや皺箇所あり。表装汚れ傷み箇所あり。
【村上松嶺(むらかみ・しょうれい)】 生没年未詳(？－？)本姓・源、俗姓・村上、名・元茂、字・廣大、通称・源之丞、号・松嶺。岸駒(1749/56－1839)の最古参の弟子・村上松堂(1776－1841)の子。父と同様に岸派を学び、岸駒の後継者・岸岱(1785－1865)のもとで当時の最大流派となっていた岸派の一翼を担ったと思われる。安政度御所造営に参加し若宮御殿(孝明天皇の第二皇子・祐宮[のちの皇太子・睦仁親王、明治天皇]の住居)次之間の松樹図襖絵を担当。天保九年(1838)版/嘉永五年(1852)版の『平安人物志』の画家部門に掲載。住所は父・松堂と同じ錦小路西洞院東。
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